hair recipe のエントランスと花々

我孫子市湖北台のプライベートサロン hair recipe (ヘア レシピ) です。

 

きっとお気づきの方も多いですね。
街のどこを歩いてもいい香りが漂ってきます。今はちょうど 金木犀 の花盛りです。夏の暑さが厳しかったせいか、今年は例年よりも一週間~十日ほど早く咲きはじめたようです。

不思議なもので、匂いがした瞬間、立ち止まって周囲を見渡しても、肝心の匂いの元が見当たらない。これが二度や三度でなく、よくあります。筆者は花が好きなので、近所の金木犀の立ち木の場所をだいたい把握しているのですが、それでも思わずそこにないはずの木を探してしまいます。心が遠い場所へ連れていかれるような気持ちになりますね。

 

hair recipe は 、おかげさまでオープンから半年が経ちました。
これまでにご来店いただいた方々には心から御礼申し上げます。店を気に入っていただき、リピートしてくださる方も増えてきました。
オープンはしたものの営業は週に2日ないし3日、というこの状態が、あともう半年は続きます。ご不便かとは思いますが、来ていただけるお客様に喜んでいただけるよう、これまで通り努力を続けてまいります。

さて、話はこの半年の間に成長し、咲き、枯れた店の花たちのことです。

立て込んだスケジュールで開店にこぎつけたこともあり、オープン当初は我ながらエントランス・店内とも装飾が少なく寂しいと感じていました。

鉢と苗を買い込み植栽をはじめたのは5月でした。
エントランスのディスプレイには、自分の見知らぬ花は置くまい、と考えていたのですが、やっているうちに欲が出てしまい、知らなかった花の鉢も買いました。

Flowers and pots
買ってきた苗と鉢 5月(タップで拡大)

 

アスチルベ。ラベンダー。アイビー(ヘデラ・ヘリックス)。斑入りの蔓日日草(ビンカ・マジョ―ル)。ケイトウ。ガザニア。インパチェンス。etc.

鉢に植えた花々は一週間から十日の単位で姿を変えていきます。その成長はやはり喜ばしくて、可愛いくなるものですね^^

ですが、未熟さゆえに管理が行き届かなかったのか、夏の異常な天候のためなのか。ハーブ2種が立ち枯れたようになり、ケイトウは生育不良で処分せざるをえませんでした。心が痛みます。ハーブ(ラベンダーとタイム)は切り戻したところなんとか復活しました…

開店祝いにパキラを頂きました。とても丈夫で、開店当初から変わらず元気に成長をつづけています。パキラは室内で管理する観葉植物なので、往来の方々の目に留まる華やかなものはないか、と選んだのがハイビスカスでした。

ハイビスカスは南国のイメージですが、調べてみると四季のある日本の気候でも育てられそうだとわかり、近所のホームセンターで購入しました。
しかしこれも、風の強いある日、鉢が倒れ、気づくのが遅くてむき出しになった根が乾き、水切れを起こしてしまいました。おそらくそのためだと思いますが、夏の前半までに順に2輪の花を咲かせたきり、その後も蕾は旺盛にできるものの、そのすべてが咲かないままポロリ、ポロリと地面に落ちてしまいます。葉もどんどん黄色くなって落ちてしまいました。新しい葉の芽が吹いてはきますが、それも元の大きさよりもずっと小さくて…何とか枯れずに生きていますが、思い描いていたのとはだいぶ違った姿です。

ところが、ここ数日でいよいよ花の芽が大きく膨らんできました、咲きそうな気配です。どうか咲きますように!!

ハイビスカス
ようやく膨らんだ花芽 10/3(タップで拡大)

 

来年は、遮光の必要な花たちのために朝顔やクレマチスでグリーンカーテンができないかと考えているのですが、知識も経験も浅い筆者に果たしてできるかどうか。花も動物と同じ生き物です。ちゃんと成長できるように世話をしていきたいと思っています。

こうした花々は主役ではなく、何気ない “飾り” ではありますが、店が街に溶け込み、花たちがお客様を出迎えし、そしてここで心地よい時間を過ごしていただくための空間づくりをこれからも続けていこうと思います。